• 小鳥遊書房

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Details of the book書籍詳細

近刊
メルヴィルの黙示
『ピェール』を中核として
  • 難解をもって知られる問題作『ピェール』を覆う「曖昧性」=黙示への応答
    著者・訳者
    監修:牧野 有通プロフィール
    監修:巽 孝之プロフィール
    編著:髙尾 直知プロフィール
    編著:上原 正博プロフィール
    編著:大島 由起子プロフィール
    ジャンル 英米文学/批評
    出版年月日 2026年9月18日
    ISBN 978-4-86780-111-6
    判型 A5判上製
    ページ数 480頁
    定価 本体5400円+税
    在庫 予約受付中
    日本メルヴィル学会10周年記念出版
    The Decennial Publication of the Melville Society of Japan
     
    本論集では、メルヴィル作品の文脈、19世紀アメリカの政治的歴史的文脈、
    そしてアメリカ文学史的文脈という三つの視点から、
    難解をもって知られる問題作『ピェール』を多角的、総合的に論じる。
     
    作品全体を覆う「曖昧性」=黙示への応答

    はじめに(牧野有通)

    本論集について(髙尾直知)


    第Ⅰ部 『ピェール』と他のメルヴィル作品

    ◉第一章 スター作家の運命
         —雑誌文学者メルヴィル(巽 孝之)

    ◉第二章 『ピェール』に映る自画像
         —「熱帯の夏」の衣装とその脱衣(大川 淳)

    ◉第三章 メルヴィルの描く父の肖像
         —『レッドバーン』から『ピェール』へ(竹内美佳子)

    ◉第四章 偽りの試みとハルモニア
         —『白鯨』から『ピェール』への移行(関根全宏)

    ◉第五章 沈黙または音楽の発見
         —『ピェール』と「バートルビー」における人間の了解不可能性について(高橋利明)

    ◉第六章 貧困の美学(ポヴァティレスク)
         —『ピェール』と「コケッコッコー!」における慈愛と慈善(斎木郁乃)

    ◉第七章 「狂気の詩人が詠いあげる午後」
         —『ピェール』の詩、「ピアザ」の詩学(小南 悠)

    ◉第八章 「世界でもっとも真実を伝える本は嘘である」
         —『ピェール』における虚構の戦略(笠根 唯)

    ◉第九章 サドル・メドウズからエルサレムへ
         —メルヴィルの詩心の水脈を探して(宇野雅章)


    第Ⅱ部 『ピェール』の歴史性・政治性

    ◉第十章 先住民の小道を辿って
         —イザベルのモホーク族の系譜(大島由起子)

    ◉第十一章 アサイラム、あるいはアナクロニズム
         —『ピェール』における他者の居場所(古井義昭)

    ◉第十二章 『ピェール』における沈黙と音楽
         —ベートーヴェン風のワルツが表すもの(真田 満)

    ◉第十三章 花から根へ
         —『ピェール』の植物的文体(ボタニカル・スタイル)(小椋道晃)

    ◉第十四章 ピェールはなぜ「声」に心を動かされたのか
         —活字文化と「声」の文化に挟まれるピェール(藤本幸伸)

    ◉第十五章 真の作家はだれか
         —『ピェール』に見る作家主権とアメリカ民主主義の連関(田ノ口正悟)

    ◉第十六章 肖像を経験すること
         —『ピェール』における〈真理を告げる芸術〉(上原正博)

    ◉第十七章 イーゼルと緑の蔓
         —『白鯨』から『ピェール』への系譜(小川恭佑)

    ◉第十八章 大西洋をつなぐボヘミア
         —『ピェール』とラファエル前派の共振(貞廣真紀)

    ◉第十九章 『ピェール』における黙示録表象
         —近代白人文明への警告(西浦 徹)


    第Ⅲ部 『ピェール』と他のアメリカ人作家

    ◉第二十章 『ピェール』における家庭小説批判
         —同時代作家間の住まいの描写の比較を手がかりに(辻 祥子)

    ◉第二十一章 『ピェール』とホーソーンの暗闇
         —メルヴィルの創作原理と黙示録の変奏(鈴木一生)

    ◉第二十二章 感傷の黙示録
         —『ピェール』と『七破風の屋敷』(髙尾直知)

    ◉第二十三章 暗い家
         —『ピェール』とフォークナー作品をつなぐ(牧野有通)


    おわりに  第十回国際メルヴィル会議から十年を過ぎて(巽 孝之)


    主要『ピェール』研究紹介(大島由起子)

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2020 TAKANASHI SHOBOU

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