アメリカ的想像力を喚起し続けてきた
西部という巨大な空間
西部像はいかに形成され、変容してきたのか?
西部大衆文化の系譜とは?
そして、海を越えて日本文化に与えた影響とは?
英雄神話から「ニュー・ウェスタン・ヒストリー」「ポストウェスタン」などを貫き、
伝統や国境にとらわれることなく柔軟に再想像された多様な西部像を探る。
◉序
荒野の感覚—アメリカ西部研究の現在地(石原剛)
第1部 アメリカ西部像の形成と変容
◉第1章
アメリカの文化形成と西部(鈴木透)
◉第2章
ウォルト・ホイットマンの『西部』—ジオポエティックスの観点から」(関根路代)
◉第3章
「ウィラ・キャザーの〈迷える語り手〉—ポスト・ワイルダー・メダル時代のアメリカ西部文学」 (山本洋平)
◉第4章
ディズニーランド占拠事件と対抗文化的心性の〈西部〉(馬場聡)
第2部 アメリカ西部大衆文化の系譜
◉第5章
描線のアリゾナ—『クレイジー・キャット』入門(三浦知志)
◉第6章
『荒馬と女』におけるマリリン・モンローと西部の変容(井上博之)
◉第7章
ポピュラー音楽と南西部表象—あらかじめ失われたカリフォルニア(舌津智之)
◉第8章
カントリー音楽におけるクィアな西部(永冨真梨学)
◉第9章
ヒップスターの自嘲—ドラマ『ポートランディア』におけるコーヒー文化(社河内友里)
第3部 日本文化とアメリカ西部
◉第10章
トランスナショナル・ウェスト—戦後日本の西部劇漫画における『西部』の受容とアダプテーション(鈴木紀子)
◉第11章
西部なき国の西部劇—日活ウェスタン『早射ち野郎』にみる文化翻訳(石原剛)
◉第12章荒野から雪原へ —山田洋次『家族』(一九七〇)におけるアメリカ・フロンティア像の受容と変容 (中垣恒太郎)
◉【特別寄稿】
「まぁ、いいよ」と言われたくて—亀井俊介のアメリカ大衆文化研究をどう引継ぐか(ウェルズ恵子)
あとがき(中垣恒太郎)
索引
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