内容重視の小説論に立ち向かう!
19世紀のリアリズム的小説から20世紀のモダニズム小説、そしてポストモダニズム小説へ、
隠喩(メタファー)と換喩(メトニミー)の区別を通して、ロマーン・ヤーコブソンを乗り越えようと、小説の言葉がいかに形成されているかを精査し、テクストを「文学的にする」類型の変遷を明らかにする。
自ら小説家でもあるロッジならではの「読み」の実践!
ⅰ まえがき
ⅱ 初版への序文
ⅲ 第二版への序言
第一部 文学の諸問題とその遂行
第一章 文学とは何か?
第二章 ジョージ・オーウェル『絞首刑』と、『マイケル・レイクは記述する……』
第三章 オスカー・ワイルド『レディング監獄の唄』
第四章 リアリズムとは何か?
第五章 アーノルド・ベネット『老妻物語』
第六章 ウィリアム・バロウズ『裸のランチ』
第七章 リアリズムの伝統
第八章 二種類の現代小説
第九章 批評とリアリズム
第一〇章 小説とヌーヴェル・クリティーク
第一一章 第一部への結論
第二部 メタファーとメトニミー
第一章 ヤーコブソンの理論
第二章 失語症の二つのタイプ
第三章 メタファーの極とメトニミーの極
第四章 演劇と映画
第五章 詩、散文、そして詩的なるもの
第六章 記述のいくつかのタイプ
第七章 死刑執行のシーン、再訪
第八章 メタファーとしてのメトニミー的テクスト
第九章 メタファーとコンテクスト
第三部 モダニズム、アンチモダニズム、ポストモダニズムの作家たち
第一章 ジェイムズ・ジョイス
第二章 ガートルード・スタイン
第三章 アーネスト・ヘミングウェイ
第四章 D・H・ロレンス
第五章 ヴァージニア・ウルフ
第六章 三〇年代の作家たち
第七章 フィリップ・ラーキン
第八章 ポストモダニズムの小説
附録A ジョージ・オーウェル『絞首刑』
附録B 『マイケル・レイクは記述する、死刑執行人は実際に何を見たのか』
附録C ウィリアム・バロウズ『裸のランチ』からの抜粋
附録D 本書第二部第五章への補論
あとがき
解説 (玉井 暲)
訳者あとがき
原註
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