社会主義そのものは、
それが個人主義に通じる道を準備する限りで、
価値あるものとなる。
芸術、宗教、個人主義、私有財産、利他主義などを横断し、
社会主義に共感する明敏な観察者であったワイルドの理想を色濃く伝える批評の新訳!
ジョージ・オーウェルによる書評や
訳者による詳細な解説
「ヴィクトリア時代の同性愛、チャリティ・ブーム、歴史叙述
――オスカー・ワイルドの社会主義論を解釈するための三つの手がかり」
なども併録。
社会主義下の人間の魂
ドストエフスキー『虐げられた人びと』書評
『ドリアン・グレイの肖像』序文
ジョージ・オーウェル著『社会主義下の人間の魂』書評
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解説
ヴィクトリア時代の同性愛、チャリティ・ブーム、歴史叙述
──オスカー・ワイルドの社会主義論を解釈するための三つの手がかり(町本 亮大)
主要参考文献
編訳者あとがき
索引
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