• 小鳥遊書房

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Details of the book書籍詳細

新刊
遊園地と都市文学
アメリカン・メトロポリスのモダニティ
  • 遊園地という磁場が生み出した
    世紀転換期のアメリカ文学を透徹する。
    著者・訳者
    著者:坪野 圭介プロフィール
    ジャンル 外国文学(評論)
    出版年月日 2024年3月29日
    ISBN 978-4-86780-040-9
    判型 A5判上製
    ページ数 296頁
    定価 本体3,200円+税
    在庫 在庫あり

    遊園地という磁場が生み出した
    世紀転換期のアメリカ文学

     コニーアイランド、シカゴ万博、そして街灯や路面電車、集合住宅、摩天楼などは、急激に発展した産業都市に住む人間に何をもたらしたのか? 
    クレイン『街の女マギー』発表の1893から、モダニズム文学の成熟を印象づけるフィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』発表の1925までを「遊園地の時代」と捉え、産業都市に生きる人間を規定する文化/環境/身体の相互作用を透徹する。

    はじめに:二〇世紀転換期の遊園地


    ◉序 章 遊園地のモードマリエッタ・ホリー『サマンサ、コニーアイランドとサウザンド・アイランズへ行く』
     
    『サマンサ』と遊園地の時代
     本書の目的
     遊園地のモード① 「文化」—都市生活への娯楽の浸透
     遊園地のモード② 「環境」—有機体としてのメトロポリス
     遊園地のモード③ 「身体」—ドタバタとセンセーショナリズム 
    本書のキーワードと構成—モダニティとリズム


    ◉第一章 街灯とキャラクター T・S・エリオット「J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌」

    ガス灯と電灯
    「J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌」における都市と刺激
    漫画的な身体
    映画的な空間
    遊園地的な都市
    道化というキャラクター


    ◉第二章 乗り物とプロット:
    シオドア・ドライサー『シスター・キャリー』

    馬車・鉄道・電車
    『シスター・キャリー』と運動
    機械装置①—ロッキング・チェアー
    機械装置②—列車、馬車、エレベーター
    機械装置③—観覧車、ローラーコースター
    機械装置④—劇場、都市
    機械装置⑤—自転車


    ◉第三章 集合住宅とオーディエンス:
    スティーヴン・クレイン『街の女マギー』

    テネメント
    クレイン、行楽地、見ること/見られること
    『街の女マギー』と演劇性
    演劇的な振る舞い—「見られること」への呪縛/空虚な道徳
    劇場のオーディエンス—バワリーの特殊性
    テネメントのオーディエンス—建築の特殊性
    視線の地獄への抵抗—マギーとジミーの「降板」
    『街の女マギー』という小説のオーディエンス


    ◉第四章 高層ビルとスタイル:
    カール・サンドバーグ「摩天楼」

    摩天楼
    摩天楼と怪物
    サリヴァンとサンドバーグ
    サリヴァンの摩天楼—失われた構想
    サンドバーグの「摩天楼」—流動する有機体
    サリヴァンとサンドバーグの「環境」—リズムとスタイル
    摩天楼・環境・社会


    ◉第五章 遊園地とナラティヴ:
    スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』

    遊園地
    ラーマン版『ギャツビー』と強調される遊園地
    ヴォードヴィルから遊園地へ—大衆文化を模倣する『ギャツビー』
    「家」=パヴィリオン
    「車」=アトラクション
    スペクタクルとしての遊園地と戦争

    終 章 遊園地のリズム:W・E・B・デュボイス「プリンセス・スティール」

    「プリンセス・スティール」とデュボイスのリズム
    リズムの感取—主体・反復・ズレ
    都市の音楽とリズム
    遊園地の愉しみ




    引用文献
    あとがき
    索引

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