• 小鳥遊書房

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Details of the book書籍詳細

霓博士の廃頽  
坂口安吾 諧謔自在傑作集
  • 急き立てられるように書き続け、陶酔と分析、あくまで解剖する視線を失わない孤独の深淵を描いた作品群
    著者・訳者
    著者:坂口 安吾プロフィール
    編著:長山 靖生プロフィール
    ジャンル
    出版年月日 2022年2月25日
    ISBN 978-4-909812-78-0
    判型 A5判上製
    ページ数 280
    定価 本体2,800円+税
    在庫 在庫有り

    「WAWAWAAAH! 実に憎むべき悪魔じゃアよ……」

    日常という名の虚偽に人一倍敏感だった坂口安吾は常に自分の現実を物語に変容させた。
    そう、安吾のファルスは現実を一度完全に解体してナンセンス化し、再構成する知性の働きが秀逸なばかりでなく、
    不条理でありながら拒絶よりも許容する雅量が光っているのだ。

    急き立てられるように書き続け、陶酔と分析、あくまで解剖する視線を失わない孤独の深淵を描いた作品群に、耽溺したい!

    【収録作品】

    風博士

    帆影

    霓博士の廃頽

    群集の人

    Prérre Philosophale

    傲慢な眼

    西東

    金談に絡まる詩的要素の神秘性に就て

    女辻占師の前にて

    紫大納言

    風人録

    真珠

    魔の退屈

    私は海を抱きしめていたい

    死と影

    不良少年とキリスト

    桜の森の満開の下

    《解説》花を散らしてファルスの風吹く(長山靖生)

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2020 TAKANASHI SHOBOU

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