大学生じゃないとわからない 『ハリー・ポッター』の世界を徹底解説。ハーマイオニー以上の「知ったかぶり」になろう!
著者・訳者 |
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ジャンル |
英米文学(評論) |
出版年月日 |
2019年10月25日 |
ISBN |
9784909812063 |
判型 |
A5 |
ページ数 |
366ページ |
定価 |
本体2,700円+税 |
在庫 |
在庫あり |
大学生じゃないとわからない『ハリー・ポッター』の世界を徹底解説!
なぜハリー・ポッターは生き延びたのか?
なぜヴォルデモートは死なないのか?
アリアナの病気の正体とは?
トレローニーの予言は3度当たっていた?
血筋、心理、夢、占星術、宗教から読み説く、
大人になった『ハリー・ポッター』ファンのための読本。
ハーマイオニー以上の「知ったかぶり」になろう!
はじめに
第1 章 『ハリー・ポッター』シリーズ 要点のおさらい
予言の意味とは?
リリーの「血の護り」とは?
なぜヴォルデモートは死ななかったのか?
「死の秘宝」と〈死の支配者〉とは?
なぜハリーは生き延びたのか?
「呪いの子」とは誰なのか?
†コラム①:アリアナ・ダンブルドアは「オブスキュラスを生む者」!?
第2 章 血と力、そして鏡像関係
ハリーとヴォルデモートの鏡像関係性
「死の恐れ」としてのヴォルデモート
「力の欲望」としてのヴォルデモート
『呪いの子』にも見られる「影」
ヴォルデモート率いる闇の勢力とは?
父と子――孤独な少年たち
ハリーと両親
「血」による差別・偏見と「力」
†コラム②:「死喰い人」のオリジナルネーム
†コラム③:ルーピンVS ペティグリュー
第3 章 心と愛、そして杖と性格
鏡と心
笑いと心
ロンの「心」の葛藤
杖と性格
『ハリー・ポッター』で描かれる「愛」
「閉心術」と心――「哀れみ」と「悲しみ」
ハリー特有の力とは?
憎悪と愛情
「愛」VS「力」
†コラム④:ロンの「太陽系の惑星に関するきわどいジョーク」とは?
†コラム⑤:『ハリー・ポッター』における二つのエピグラフ
†コラム⑥:トレローニーへのプレゼントの意味
第4 章 夢と無意識
ハリーの夢の変遷
地下と無意識
蛇と無意識
鳥と無意識
森と無意識
無意識と直感
無意識と予言
夢中と魔道
夢・無意識と現実の関係性
†コラム⑦:ダンブルドアはマキャヴェリ的!?
†コラム⑧:スネイプはグリフィンドールに憧れていた!?
第5 章 占い
占星術と『ハリー・ポッター』
トレローニーの予言は3 度当たっていた!?
タロット占いと『ハリー・ポッター』
†コラム⑨:ナイトに見られるロンの「道化性」
†コラム⑩:『ハリー・ポッター』に見られる「循環性」
第6 章 キリスト教
『ハリー・ポッター』はなぜ批判されたのか?
「ヘブライ人への手紙」に見る『ハリー・ポッター』
「マタイによる福音書」に見る『ハリー・ポッター』
「コリントの信徒への手紙1」に見る『ハリー・ポッター』
『ハリー・ポッター』とキリスト教の相似点
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†コラム⑪:ホグワーツ七不思議
第7 章 死
「死を超えて生きる」とは?
「最後の敵なる死もまた亡ぼされん」の原文の二つの解釈
死者にとっての「死を超えて生きる」
ハリーにとっての「死を超えて生きる」
不死鳥の騎士団にとっての「死を超えて生きる」
†コラム⑫:メメント・モリ「死の象徴・警告」
†コラム⑬:「三人兄弟の物語」のモデル
終章