「詩人は事実にしっかりと、
時には傷がつくくらいしっかりと、
寄り掛からなければならない」
アメリカ、ニューイングランドの農村地帯を舞台に、自然と人間関係を叙情豊かに綴ったロバート・フロストの代表作「選ばなかった道」を含む珠玉の詩集。
*収録作品
行かなかった道
クリスマスツリー
ある老人の冬の夕べ
残雪
最終盤を迎えて
電話
出会いとすれ違い
ハイラ川
カマドムシクイ
束縛と自由
樺の木
エンドウ豆の茂み
種まき
おしゃべりの時間
林檎の収穫期の牛
遭遇
距離測定
山地の妻
Ⅰ 孤独――彼女の話/Ⅱ 家の恐怖/Ⅲ 微笑み――彼女の話/Ⅳ しばしば繰り返される夢/Ⅴ 衝撃
たき火
ある少女の菜園
晒された巣
「消えろ、消えろ――」
ブラウンの下降、
ないしは行き当たりばったりの滑降
樹脂(ガム)採集人
通信配線工
消えゆく北米先住民
雪
木々の音(こえ)
【補遺】
締め出されて――子供に語りかけるように
ブルーバードの最後の言葉――子供に語りかけるように
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